電気自動車の普及が進む中で、中国現地での実際の体験から得られるリアルな情報を通じて、読者の皆様に現地事情をより身近に感じてもらえることを願っています。
本記事では、中国出張中に電気自動車タクシーを利用し、そこで遭遇したトラブルをレポートします。現地で感じた電気自動車の普及の裏側にある現実を共有します。
蘇州での出来事
次に蘇州での出来事です。私は工場間を移動するためにタクシーを利用しましたが、移動距離は2時間もあり、料金も600元を超えました。ほとんどの道のりが高速道路で、運転手のお兄さんは「この距離だとバッテリーが持たないかもしれない」と話していました。電気自動車は高速道路を走るとバッテリーの消耗が激しく、走行可能距離が思うように伸びません。そのため、ガソリン車のようにスピードを出すこともできず、到着予定時間も正確に予測できません。
到着後、到着後、運転手は近くの充電ステーションに向かい、私たちが打合せ1時間の充電を済ませる約束をしました。また、ウィチャットを交換し、打ち合わせが終わったら再び駅まで送ってもらう予定でした。しかし、打ち合わせ中に「バッテリーが切れてしまい、ステーションにたどり着けなかった」と連絡がありました。最終的にはレッカー車を呼ぶことになり、私たちは別のタクシーを手配しました。運転手も、この経験でガソリン車の便利さを改めて感じたことでしょう。
終わりに
EVで中国国内を長距離移動するなんて勇気あります!
あなたは長距離旅行にEVで行くことを選択しますか?あなたも中国出張の時に、中国都市間の移動にEVで行くことを選択しますか?
ここ数年、中国が新エネルギー自動車の普及推進に力を入れていることや、充電設備が充実してきたこともあったため、中国では電気自動車(EV)の普及が急激に進みました。こうした流れの中で発生した今回のような「航続距離問題」もますます深刻化しています。
中国でタクシーが電気自動車に切り替わったのは、維持コストが低いからです。タクシー業界にとって、このコスト削減は死活問題です。私が中国で経験したタクシーの話は、友人との飲み会の話のネタになりますが、それでも中国の変化は著しく、毎回訪れるたびに楽しみが増えていきます。