今日も、「なんでまた……」と嘆きたくなるような出来事が立て続けに起きています。きっと、同じように困っている方もいらっしゃるのではないかと思い、私自身が感じたことも含めて、ここに少し書かせていただこうと思います。
当社ではオンラインショップも運営しており、最近、日本向けの物流が本当に大混乱で、ここ2~4週間ほど、フォワーダーから次のような連絡が立て続けに入っています。
今は日本向けの出荷がとても難しくなっています。
最初に入ってきたのは、佐川急便に関する連絡でした。ネット通販の注文が急増し、宅配便の取り扱い件数が大幅に増加しています。佐川急便からは中国からの荷物の受け入れを一時停止するとの連絡がはいり、オンラインショップのビジネスが大きな影響を受けています。
加えて、日本と中国の関係悪化の影響も……中国系航空会社の日本行きフライトが相次いで減便されています。
航空便の本数が減ったことで、日本向け配送が前より大幅に不安定になっている状況です。
さらに物流コストの値上げ連絡です。
写真は、物流会社から届いたお知らせです。
これまで「2~3日で日本に到着していた荷物」が、現在は1週間以上、時には2週間以上かかってしまうことも多くなりました
「届くのが遅すぎる」という理由で、今日も注文キャンセルのご連絡が何件も続きました。
ここ数日のバタバタを経て、私なりにいくつかの対処法をここで共有させていただきます。
まず大切なのは、とにかく早くお客様に連絡することです。
1つ目は、状況を説明するメールをすぐに送ること。2つ目は、物流会社からのアナウンスをお客様にお伝えする。3つ目は、代替案を用意し、お客様に選んでいただけるよう提案すること。
そしてもう一つ大切なのが優先度を見直し、出荷に影響が出ないよう調整します。
時間は少し長くなってしまいますが、それでも「出荷できない」よりはずっと良いので、中継ルートや代替ルートを積極的に利用しています。代替ルートを複数持つ安心感があります。
最後、遅延が発生するということが判明した場合、優先順位を見直す必要が出てきます。
例えば…
1.納期が近い顧客への納品を最優先して出荷する。
2.納期の後ろ倒しが可能と想定される顧客へ調整を依頼する。
3.少し遅れても問題ない荷物については、お客様と相談しながら発送時期を調整するようにする。
もちろん、上記の方法に加えて、代替案を複数組み合わせることも可能です。
行きが不透明で、輸送に柔軟な選択肢をもつことが本当に大切だと実感しています。
